夜空の月

『何を見てるの?』

時より夜空を見上げる母の隣で
彼女の体の半分くらいのサイズの自分が
彼女の手を探しながら聞いていた。

彼女は涙を隠していたのか
神妙な面持ちで。。。。

自分の母親は養女。
そして彼女の父も養子。

辛い時、悲しい時
本当の母親を思い出しては月を見上げていた。

『寂しくなったら月を見上げなさい』

『思い出したくなったら月を見上げなさい』

『私も必ず見ているから』

『どの国どの星に行っても、月は見えるから
そこで会いましょう』

『結ばれましょう』
そう言われたと。。。。

恐らくその時点で彼女の母の魂は
地球以外何処かの星を旅していたと思う。
(自分は本当の母の親、つまりはお婆ちゃんを知らない)

夜空を見上げる母の目の先には、
その後も色んな形の月があったのを憶えている。。。。


先日その先が透けて見えるような
純粋なオレンジ色に焼けた太陽が沈むのを見た。
いや見せて頂いた。
Special Thanks to Y様!

どれ位見ていなかったのか。。。。こんな光景。

素晴らしく美しかった。
けれど実は、、、、
とてもとても悲しかった。
きっと母の事を思い出したのだろう。

何故か隣に居たかわいい牛さんに
気を紛らわせ涙をこらえていた自分が居た。

母にはもう甘えられない。

彼女は既に自分をあまり理解していない。

兄弟も先に星の旅人になっちゃったし。

父は姿をくらましたまま。。。。

母が養子で養女なだけに、誰もいなくなった。

それが理由なのか、
どうも温かな家庭や優しさが苦手で
それに触れる事が怖く、何処からとも無く涙がこみ上げる。

いつしか家族というページだけが
自分の中で空っぽになっちゃった。。。。

頼るところも、甘える事も
相談する事も無くなってしまった。

しかし人は強いモノで
泣き虫だった自分が、いくらかむしろ強気で生きている。
無理してでも、笑って強気で生きている。

きょうはこのブログをアップします。
宮崎の牧場主です。現実です。
http://green.ap.teacup.com/mutuo/

心が痛い。。。。本当に辛い。。。。
人という乗り物に乗っかってるからには
愛を持って自分が出来る事は全て出し切る。

そんな生き方をしたい。

色んな意味で役立ちたいと強く感じる。









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