自分がこの東京で25年間、
ブランド構築という世界を経験して
凄く重要だなと感じているコトは、
コンセプトを細部にまで、
またどのような状況下であっても
その思想を貫き通せるかだと感じている。
例えば飲食店のブランディングでは
商品は勿論の事、そのサービスやプレゼンテーションすべてが
その対象となる。
味という味覚は当然としても
店装およびインテリアデザイン
照明等の目に飛び込んで来る視覚効果
BGMなどの聞かせたい音と、
聞かせたく無い雑音の聴覚コントロール
確信犯的に感じさせたい香りと、
そうではない『いわゆる臭い』の処理とプレゼンテーション(嗅覚)
隣のテーブルとの距離感や
冷暖房および空調等の空気の導線のあり方で決まる肌で感じる触覚
そして自然と伝わる(いや戦略的に伝えさせているんだけれど)
また来たいと感じさせる、来させる為の特別の感覚『6感』
各食器類やテーブルクロス、メニュー、ユニフォーム
店員の役割とサービスのあり方等々。。。。
それらすべてに当たり前のように
そのコンセプトが細部にまで徹底的で圧倒的に
装備されてなければならない。と考えている。
また、そのコンセプトをAZZAMI流に立案する際
ここ数年、特に大切にしている要素が
『Sense of Place』(自分は様々な公演でこれについて話してるので、
聞き飽きてたらごめんなさい。
でもはじめての方もいらっしゃるのでちょっと付き合ってね)であり、
この概念は、どのようなコンセプトであっても、
その土地から『にょきにょき生えてくる』ようなものでないと根付かない。
トレンドは構築出来てもカルチャーとまでは育たない。
いくらトレンドで話題の有名店であっても、
その対象であると感じている。
さて、
自分が手掛けるプロジェクトの1つ『CDT』
(ステーショナリープロジェクト)
のブランディングでも、その手法は勿論採用している。
例えばメモブロックを発表する際に
そもそもこの紙自体の革新技術
(1tの紙を作るのに100tの水を使用し、
その水は汚れ捨てられてしまう。
また木の伐採でその自然は破壊される。。。。
そこで我々は石の粉から紙を創ることで、
水も木も自然環境も侵さない。
また材が石なので水に強く破れにくい)
は当然ながら装備されていて
さらに素敵なデザインを搭載するのだけれど、
そのネーミングも凄く重要な要素で
今回彼は『Graffiti Pad』と名付けられた。
〜その大切なあなたの一瞬のアイデアを
誰にも何からにも邪魔されず、
ストレスフリーで正確に落書きするように
描きだす行為を演出したい〜
と言うのがコンセプトで、
先の環境破壊というストレスで、
紙を惜しみなく使えない。。。。
例えば台風の嵐の中、そのアイデアが
雨のごとく降り注いだのに、
紙が濡れてその画が映し出せない。。。。
そういった余計な想像に邪魔されずに=無心で描けるPAD
それがCDTの『Graffiti Pad』ってところ。。。。。
また人類の歴史を書籍に残すはじめての行為が
石の壁に落書きの様に描いていたことから
木の紙からの革命=原点に戻る(原始のように)=上手い下手ではなく
童心のように落書きをする喜び。。。。
そういったセンスがそこには込められて名付けたんだよね。
グラフィティ・アーティストのトモダチで
ERIC HAZE(ipodのCMディレクターやPUBLIC ENEMY、
LL COOL J、BEASTIE BOYS等のアルバムジャケットデザイン等で活躍)
と数年前真夜中、恵比寿で飲んでた時、
NYの落書きってそもそも犬のマーキングみたいなもので
オレ(力のある本物グラフィッカー)がこの街に来たぜっていう
証明からはじまったんだって言ってた。
それを知っている若輩グラフィッカー達は
その落書き(アート)の邪魔は恐れ多くて出来ない
=その街の落書きに統一感が産まれる。(整備される)
そしてアート作品として大切に残される
観光名所にもなり得る。。。。
なのにそれを知らない素人のガキ達が、
こぞって俺が俺がって感じで
節操無くただ落書きをしているのにウンザリ。。。。
醜くて、でもきっかけを創ったのは自分達
(Keith Haring、Basquiat)だって嘆いていた。
原宿を見てがっくりって。。。。
まぁ本気でもっともっと活躍して
メッセージをしっかり伝える事だねって話したけれどね。。。。
でも面白いよね犬のマーキングって
あっ今日の写真
この落書きって自然をリスペクトしてない?
なんだかCDTの『Graffiti Pad』と通じてない?
自分は笑みを憶えた。。。。
«
前の記事 -
次の記事 »
---------------------------------------------
コメント
この記事へのコメントはまだありません。コメントしてみませんか!